nomuろぐ

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阪神・来シーズンの構想はいかに

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  今シーズンは金本監督の「超変革」が功をそうしシーズン2位と言う結果を残す事に成功した阪神タイガース。だがクライマックスシリーズでは3位のDeNAに敗れ残念ながら日本シリーズ進出は果たせなかった。とは言え短期決戦では何が起こるかわからない。今回はたまたまラミレスDeNAが一枚上手だった。そのように捉えても何ら不思議ではない。だが、改めてペナントレースを見てみよう。若手を育てながら勝つ金本監督の  「超変革」は見事と言うほか無い。しかし首位の広島には10勝14敗1分けと負け越し、最終的には10ゲームをつけられ独走を許した。では、首位広島と阪神の差はなんなのか。それは様々な事が挙げられる。役者の数もそうだし、何よりも想定外だったのは先発投手の岩貞・藤浪の不振だ。この2人が10勝していれば阪神が優勝していた。まだまだ不完全ではあるが若手とベテランの力が融合しており、とても脅威的チームである事に変わりはない。ところが今オフ、暗雲が立ち込める出来事がある。阪神スーパーサブ、大和内外野手(30)がFA権を行使する可能性が高いのだ。彼1人がいなくなる事にどの様な影響があるのか。それは彼が代えがきなかない万能選手だからだ。入団当初から守備に定評があり右翼以外の内外野6ポジションを守る事が出来る。この能力はとても重宝されるものでベンチに置いておくだけでいつ負傷者が出てもその穴をカバー出来るのだ。それ故に阪神では「スーパーサブ」扱いだった。しかしプロ野球選手としてその評価はどう捉えるべきなのか。代えがきかない、と言う評価自体はとても高い。だが普通ならば野球をしたい。スタメンで試合に出たい。そう思うだろう。元々俊足でバントも上手い。しかもスイッチヒッターで相手投手に合わせられパンチ力もある。相手バッテリーからしたら相手にしたくない野手だ。しかしいつもベンチに居座っているのならその恐怖は半減する。万能なスーパーサブだからこその弱点なのだ。本来ならばスタメンで使うべき選手だが生憎にも金本阪神は超変革で若手の育成に力を入れている。これからの伸び代を考えるとどうしても若手を起用してしまうのだろう。この事が少しずつ大和と阪神との溝を生んでしまったのだ。

「どれだけ活躍してもレギュラーにはなれない。」

大和がそう思うのも無理はない。2017年のシーズン中に国内FA権の取得要件を満たした。当然、他球団からの評価の声も聞こえるだろう。大和自身は申請に関して

「他球団への移籍が前提の行使ではなく、(阪神を含めて)自分を最も必要としてくれている球団でのプレー」とコメントしている。公示後はDeNAオリックスが関心を示しており争奪戦が予想される。阪神球団は「チームに絶対必要な戦力」として、4年契約を軸に全力で引き留めに掛かっている。阪神のこの評価は事実だ。だが裏を返せば「別にいなくても問題は無い」そう捉えることも出来る。実際に大和は絶対的レギュラーではないからだ。とはいえ大和が抜けるとその穴は大きい。それは決して成績だけではなく、日頃の野球に取り組む姿勢、プレー1つ1つが若い選手のお手本となっているからだ。今挙げた3球団はどこもとても良い条件で大和を落としにかかるだろう。それは大和にとって嬉しい悩みだ。たった1度のプロ野球人生だからこそ、悔いのない選択をして欲しい。果たしてそれが吉と出るか、凶と出るかは、来シーズンが始まるまでわからない。